夏の悩みも「冷え」なのです
8月に入り、暑い日が続いております。
「酷暑」と呼ばれるような猛烈な暑さになってから、
私の臨床で目立つようになってきたのが
「冷え」
暑いのに「冷え」って?
それは、夏の生活習慣と関係があるのです。
最近の臨床の中で実際にあったケースを
お話したいと思います。
【ケース1】冷たいものの飲み過ぎ
暑いから、といって冷たい飲み物を
ゴクゴクと飲んでいると、
お腹が冷えてしまいます。
Aさんは、お腹の冷えと同時に、
背中の張りも訴えていらっしゃいました。
これは「胃」の不調の現れですね。
冷たいものを飲まないのが一番ですが、
飲むならば、できるだけ
チビチビと飲んでみてくださいね。
季節の野菜(きゅうり・なす・トマトなど)
常温で食べても体を冷やしてくれます。
緑茶にもそんな性質があるそうです。
そういったものも
上手に取り入れてみてください。
【ケース2】寝室冷房問題
下腹部にお灸をしてるのに、
ちっとも熱さを感じないBさん。
いつもはそんなコトないのに・・・
と思って聞いてみたところ、
夜、眠るときに冷房をつけたままだとか。
これ、「妊活女子あるある」の1つ。
「夏の寝室冷房問題」
暑がりのご主人と冷え症の奥様。
寝室の冷房をどうするかで、
暑い夏はもめることが多いというのは、
よく聞く話です。
ご主人にあわせて
冷房をかけたまま眠る場合は、
1枚多く着るのもいいかも。
でも、汗をかいちゃうほどの
着すぎはNGですよ。
【ケース3】冷房がないのに冷える
「職場に冷房がないから冷えるはずがないのに・・・」
とおっしゃるのですが、
お腹がひんやりしているCさん。
恐らく、大量に汗をかいたあと、
汗が蒸発するときに熱が奪われてしまい、
それで冷えてしまっているものと思われます。
木綿のTシャツって、乾きにくくて
干しても湿っぽかったりしますよね?
そういう湿気が冷えのモトなのですよ。
彼女のような場合、
いっそ着替えてしまう方が良いと思います。
いずれにしても、冷えたと思ったら、
お風呂でしっかりあたたまりましょう。
汗をかいたら、
しっかり拭き取ることも忘れずに。
暑かったり、なのに冷えたりと、
本当に大変な季節ですが
知恵と工夫で夏を上手に過ごしましょう。
それは、秋冬の健やかさへと
つながっていくのです。
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